小説の名残

前に読んでていた本の感想や
読み終わってすぐの小説の感想などを書いて行きたいと思います。

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2012.08.17 Friday

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シグナル〜月曜日のルカ〜

2012.06.21 Thursday 18:00
JUGEMテーマ:邦画
初の小説以外の感想ブログになります。

ちょっと遅くなったのですが。
シグナル〜月曜日のルカ〜を本日観てきました。
その感想を書かせていただくので。
ネタばれ等を含みますのでご容赦ください。

読みたい方は続きをどうぞ。

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関口尚 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |

シグナル

2011.09.03 Saturday 15:52
評価:
関口 尚
幻冬舎
¥ 680
(2010-10-08)
コメント:喜びだ。これは別れだけど、喜びだ。

JUGEMテーマ:小説全般
 
最後の最後に必ず癒しを持ってきてくれる。
ずっと幸せになんていられない。

関口尚著の作品の多くは最後に必ず癒しがある。
そして、主人公は一人じゃないことが多い。

ただ、時々いきなりの展開にびっくりする機会があるのだけは覚えておいてください。

それぞれがそれぞれの傷を抱え、その傷を誰かと互いに癒しあう。
決して傷のなめ合いをするわけじゃないんだけれども。
互いが行動することによって互いの傷をいやしあう。


ある事情により実家に戻らざるを得なかった主人公恵介と
三年間一度も映画館を出たことがないという主人公ルカ

この二人の物語。

傷ついた二人が出会うことで。
そして、映写技師というある種特別な職業の中で
彼らは互いの傷をいやしあい、そして新たな一歩を踏み歩く

映写技師という誇りと怖れを持ちつつ。
その仕事への情熱をしっかり持っているルカ。
そして、その見習いとして入る恵介。

どちらも心に深い闇を持っていて、どちらがより大きいとか大きくないとかは比べられない。
だけど、人間だれしもが持っている心の闇の部分。
トラウマであったり恐怖感であったり。

そういったものを多く抱えながら生きていき。
そして、異性に限らず同性でも、この人にならと信じられる人に必ず会える。
そして、そう言った人を大切にしていきたい。
大切にされたいと願う人の心がきっとあるし。
それを俺はこの小説から読み取ることが出来た。

ラストの部分でどうしても涙を流さずにはいられなかった。
関口尚 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |

ムーン・ショット

2010.04.29 Thursday 01:37
評価:
関口 尚
メディアファクトリー
¥ 580
(2008-08-21)

JUGEMテーマ:小説全般
 
一言で面白いです。
野球でムーン・ショットとは月まで届くようなすごいホームラン。
と、思えばいいのかな。

主人公はあるスーパー(?)のマネージャーで33歳。
元野球部で甲子園予選決勝まで行き
フライが取れれば勝ちだったのを落としてしまう過去を持ちます。
その後現在では朝の社会人リーグに参加しています。
なんと言ってもリーグ最弱チームです。
負けも半端じゃないです。

10も年下の彼女を持っているんですが。
俺にも経験があるんですが、若い時って自分しか見えないんです。
自分では周りが見えていると信じているんですけど。
やっぱり子どもで全然周りが見えない。そのことに気付かない。

子どもって無知です。
その代わりどんな大人にもなることが出来る。
でも、大人だってかっこいい大人になることが出来る。

大人ってやっぱり大変だと思います。
社会で辛いことや苦しいことがたくさんあります。
でも、そんな中でも彼らは野球という楽しみを見つけるんです。
それがすごくいい。

彼らはその後元マネージャーの女の子と再会します。
彼女はすでに子持ちで、14歳の息子がいます。
その息子は『もやしっ子』だそうです。
今もやしっ子って多いですよね。
俺も実際はもやしっ子みたいなもんなのであんまり言えませんけど。

物事を達観しているし
性格は歪んでいるし
プライドは高いし

でも、根は素直なんです。
だって、まだ何色にも染まっていないから。
彼は朝連に参加することで変わっていきます。

しかし、物事は良い方向にばっかりは変わりません。

関口さんは良い状況にばっかりは進まないんです。
良い状況もあれば、悪い状況も作るんです。

でも、悪い状況でも救いを見出すことができる。
それは本人たち次第。
それを思い知らせてくれます。

「また、頑張ろう」

そう思える小説です。
多分、少し疲れた大人の人が読むとすごくいいのかもしれません。
大人のための青春小説です。

関口尚 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |

プリズムの夏

2010.04.29 Thursday 00:04
JUGEMテーマ:小説全般
 
この作家さんは青春というか若いころの葛藤を文字にするのがすごく素敵です。
少し切なくて、心温まる話が多いです。

主人公は高校生3年生の二人です。
彼らは映画が好きで、良く映画に行くのですが。
とあるローカル映画館で一人の女性と出会います。
大人だけど繊細な心のようなものを魅せる彼女に惹かれる二人。

しばらく通い、話をしていると偶然
とあるサイトに出会います。
そこでの日記に興味を持ち、その人を心配しつつ話が進みます。

彼らは夢を追うことのむずかしさ、夢で食べるむずかしさを知る。
それでも、彼らの心はその夢を目指す。
本当に綺麗な心を持った二人です。


―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

彼らの純粋な心に涙が出そうになります。
そういえば、今は夢に向かって走っている僕ですが。
高校生のころは夢は叶わない。
現実なんて。
と思っていた節がありました。

なんだったらあきらめてました。
彼らはそれをあきらめなかった。
だから道ができたんだと思います。
人生って思ったようにはやっぱり進みません。
でも、願えば叶うんです。

道は必ずできるんです。
諦めさえしなければ。
そんなの若いから、と言われればそうかもしれません。
心が疲れることもあるかもしれません。
過去を捨てなきゃいけないときもあるかもしれません。

でも、本当に自分の心が望む何か。
過去を捨てない強さ。
それを俺はこの小説から学んだような気がします。
関口尚 | comments(1) | trackbacks(1) | - | - |