小説の名残

前に読んでていた本の感想や
読み終わってすぐの小説の感想などを書いて行きたいと思います。

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2012.08.17 Friday

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ムーン・ショット

2010.04.29 Thursday 01:37
評価:
関口 尚
メディアファクトリー
¥ 580
(2008-08-21)

JUGEMテーマ:小説全般
 
一言で面白いです。
野球でムーン・ショットとは月まで届くようなすごいホームラン。
と、思えばいいのかな。

主人公はあるスーパー(?)のマネージャーで33歳。
元野球部で甲子園予選決勝まで行き
フライが取れれば勝ちだったのを落としてしまう過去を持ちます。
その後現在では朝の社会人リーグに参加しています。
なんと言ってもリーグ最弱チームです。
負けも半端じゃないです。

10も年下の彼女を持っているんですが。
俺にも経験があるんですが、若い時って自分しか見えないんです。
自分では周りが見えていると信じているんですけど。
やっぱり子どもで全然周りが見えない。そのことに気付かない。

子どもって無知です。
その代わりどんな大人にもなることが出来る。
でも、大人だってかっこいい大人になることが出来る。

大人ってやっぱり大変だと思います。
社会で辛いことや苦しいことがたくさんあります。
でも、そんな中でも彼らは野球という楽しみを見つけるんです。
それがすごくいい。

彼らはその後元マネージャーの女の子と再会します。
彼女はすでに子持ちで、14歳の息子がいます。
その息子は『もやしっ子』だそうです。
今もやしっ子って多いですよね。
俺も実際はもやしっ子みたいなもんなのであんまり言えませんけど。

物事を達観しているし
性格は歪んでいるし
プライドは高いし

でも、根は素直なんです。
だって、まだ何色にも染まっていないから。
彼は朝連に参加することで変わっていきます。

しかし、物事は良い方向にばっかりは変わりません。

関口さんは良い状況にばっかりは進まないんです。
良い状況もあれば、悪い状況も作るんです。

でも、悪い状況でも救いを見出すことができる。
それは本人たち次第。
それを思い知らせてくれます。

「また、頑張ろう」

そう思える小説です。
多分、少し疲れた大人の人が読むとすごくいいのかもしれません。
大人のための青春小説です。

関口尚 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |

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2012.08.17 Friday 01:37
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