小説の名残

前に読んでていた本の感想や
読み終わってすぐの小説の感想などを書いて行きたいと思います。

スポンサーサイト

2012.08.17 Friday

一定期間更新がないため広告を表示しています

- | - | - | - | - |

シアター!

2010.04.29 Thursday 12:56
評価:
有川 浩
アスキー・メディアワークス
---
(2009-12-16)

JUGEMテーマ:小説全般
 
主人公は俺の中では三人
司、巧、千歳
他のキャラもかなり際立ってました。
石丸と小宮山が少しキャラ薄いかなー。
って感じもしましたけど、でも、十分存在感はありました。
茅原(かやはら)、名前が覚えられなくて何回もページ戻ってしまいました。笑

小劇団、というのに俺も縁がありません。
この小説は小劇団を取り扱った小説です。
シアターって名前なので映画かと思いましたけど。

名前の演劇って見る機会が少なくて・・・。
これを読むと一度見てみたいし、なんなら参加してみたい!!
って思ってしまいます。

恋愛事情も色々からんでは来るんですけど。
だからと言って甘酸っぱい何かがあるかといわれるとありません。
みんな自分たちの劇団のことに一生懸命だから
そんな相手が好きだ。
といった感じでみんな一歩引いてる。

それが少し淡くて、でも俺は好きです。

巧は演出家
司はしがないサラリーマン
千歳はある仕事をしながら劇団に足を踏み出します。

巧には大きく二つの転換期がありました。
一つは駄目親父がやってた演劇のワークショップ(親父は役者でした)
そこで、物語を作り、人を動かす楽しさを学ぶんです。
二つ目が千歳との出会い。
これがなければこの小劇団で行う劇を素晴らしいものにしようという気がなかったと思います。
それはそれで間違いなんだとは思います。
いつまでもダラダラやることなんて出来ない。
足を踏み出す勇気がない。
足を踏み出せば離れていく人も出てくる。
それは確かに辛いことかもしれない。
でも、だからこそ、その一歩を踏み出しても付いてくる人たちは本当の友達なんじゃないかな

司はやり手のサラリーマンで、守銭奴
巧の劇団が借金をしてしまった肩代わりをし
財政再建(笑)をするんです。
自分にしかできないこと、自分の夢を相手に託すこと。
なんとなくですが、彼にはそういう気質が見える気がします。

小劇団ってやっぱり色々あるんですね。
どたばたしてて、でもしっかりと一つの方向に向かっていく
お金をもらうことの大切さ。
そして、その責任を感じながら仕事をする。
もう大人になって、仕事をするということは遊びじゃないんです。
遊びながらでも大丈夫なのかもしれない。
でも、遊びではない。道楽ではないことを感じなければならない。
そんな気がしました。

すごく楽しめました。
ただ、最後の落ちが少し残念だったので
★4にさせてもらいました。
有川浩 | comments(0) | trackbacks(1) | - | - |

スポンサーサイト

2012.08.17 Friday 12:56
- | - | - | - | - |

コメント

コメントする










この記事のトラックバックURL

http://luce-boito.jugem.jp/trackback/6

トラックバック

「シアター!」有川浩

小劇団―ファンも多いが、解散の危機が迫っていた…そう、お金がないのだ!!その負債額なんと300万円!悩んだ主宰の春川巧は兄の司に泣きつく。司は巧にお金を貸す代わりに「2年間で劇団の収益からこの30...
| 粋な提案 | 2011/03/16 12:53 AM |